女性をめぐる問題 8
アルジェリアの女性の人権活動家たちは、配偶者への虐待は一般的です。
しかし、その存在について信頼できる調査がないと断言します。
配偶者への虐待は、都市部よりも農村部で、とくに、低学歴の人々の間で頻繁に起こっています。
配偶者による強姦(レイプ)や虐待から女性を守る法律はありません。
殴打された女性は、警察に通報する前に、虐待による身体への影響について医師の証明を得なくてはなりません。
同活動家によれば、このような証明を得るために医者に行くのは、被害女性の2分の1以下であるといいます。
活動家たちはまた、警察と裁判所が、妻への殴打で罪に問われた男性たちに寛大であると主張します。
女性の人権擁護団体は、配偶者への虐待が重要な社会問題であることに人々の注意を喚起するのに、たいへん苦労しています。
女性は、法律の一部と多くの伝統的な社会的慣行により差別されています。
1984年の家族法は、主にイスラム法に基づき、女性を夫や男性親族の法的保護の下におかれるべき未成年者として扱っています。
たとえば、女性が婚姻するためには、父親の同意が必要です。
遺棄されたかあるいは夫が重大な犯罪で有罪となった場合を除き、離婚は難しいのです。
離婚の場合は一般に、夫が、家族の住む家に関する権利を得ます。
子どもたちの親権は、通常母親に与えられますが、父親の許可がなければ、特定の学校に子どもを入学させたり、国外へ連れ出すことはできません。
家族法はまた、イスラムの慣行が、男性に4人の女性と結婚するのを許していることを認めています(ただし、実行している男性はまれですが)。
しかしながら、もし夫が別の女性とも結婚するという意思を婚姻前に妻に知らせない場合は、妻は離婚請求訴訟を起こすことができます。
男性だけが子どもに国籍を引き継ぐことができます。
イスラム教徒の女性は、非イスラム教徒との結婚を禁じられています。
一方、イスラム教徒の男性は、非イスラム教徒の女性と結婚できるのです。